NPO法人 プロジェクト保津川 カバー写真
  • 団体名称
    NPO法人 プロジェクト保津川
  • 代表者氏名
    原田 禎夫
    原田 禎夫 代表者写真
    日本で初めてのオンラインごみマップを開発し、地域の河川の環境保全に取り組んでいます。
  • 活動流域
    淀川流域

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嵐山を流れる桂川もごみがいっぱい?

はじめまして。プロジェクト保津川代表理事の原田禎夫です。
私たちは京都の名所の嵐山を流れる「桂川(亀岡市以北の地域では『保津川』と呼ばれます)」の上流部の亀岡市で、「清らかな流れを、次の世代に」を合言葉に、毎月の清掃活動や、保津川の筏流しの再現、伝統漁法「鮎狩り」「ごり踏み」の体験学習、エコツーリズムなど行っており、最近ではトヨタのAQUA SOCIAL FESとも清掃活動を実施しています。

その活動の中で参加者が驚かれることは、保津川そばに捨てられ打ち上げられたペットボトル、ビニール袋、発泡スチロールの容器の量です…。「こんなものまで川へ捨てる人がいるんですね」。回収ごみの中には、テレビや、冷蔵庫のドアなどの粗大ごみが紛れていることも…

町と地域の美しさを守り、自分たちの子供に美しい環境を残していくために活動しています。

嵐山に観光で来られる方も多くいらっしゃるとは思いますが、
ごちゃごちゃ汚いごみが見えている桂川を眺めて、ご飯が美味しく食べられますか?
嵐山の紅葉を目の保養に、下に目を移すとゴミが浮かんでいる、せっかく来たのに残念な感じがしませんか?

来られた方にそういった感想持たれて、せっかくの観光にちょっとした残念さが残るのは私たちとしても残念です。そういったことにも思いつつきれいにしていってます。

嵐山の美しさを守ることは、海を守ることにつながっている

ご存知でしょうか。世界の海を汚す漂着ごみ。実はその多くが内陸部で捨てられたごみなんです。
桂川は、淀川に繋がり、大阪湾へ、その先の海に繋がっていきます。

以前GPS付生分解性ペットボトル・木製フロートを使って、身近なごみがどこまで流れていくのか、亀岡市の保津川から流す実験を行った時には、見事?大阪湾まで流れていっていました。

 

(上図右上の赤枠部分の上流がフロート流した起点、青い丸がフロートを拾って連絡を頂いた地点)

また、GPS発信機を使って嵐山渡月橋から放流した、川から海への流下調査では、最も早いものでは放流の翌日に淀川最下流まで流化していました。

(紫や緑のフロートは6/16には亀岡から京都南西に、次の6/17には大阪市内にまで流れています)

海ごみの7割は内陸から流れてきたごみであることがわかっています。

ただし、上記調査も含め、捨てられ川で流されていくごみはすべてがすぐに海にまで流れるわけではなく、河川の岸辺などにも多く溜まります。これらが大雨の増水時に一気に海まで流されるわけで、保津川で溜まったごみを清掃していくことで、自分たちの町を美しく保つだけでなく、将来の下流域・海へのごみ漂流も防いでいるのです。

一人ひとりの心がけで大切な海、生き物たちの生活環境を守ろう。

上記調査等の結果を呼びかけてきたこともあり、海のごみ問題を考える「第10回海ごみサミット」が2012年8月、内陸の自治体としては初めて亀岡市で開催されました。それと連動する形で「AQUA SOCIAL FES〜保津川保全プロジェクト」を亀岡市で実施。計2回の活動で約250人が参加しました。

<動画>

その時に参加者たちの努力で集めたごみは、5月はトラック1台分にもなり、8月は6艘の船に分けて持ち帰りました。保津峡で行った調査の様子は「海ごみサミット」の会議でも報告されました。川の流域での清掃活動は、その先の海だけではなく、川に住む生き物たちの生活環境も守ることになります。

個人的な想い:開発で無くなった遊び場

私のおじいさんは釣キチ三平の一平じいさん並に魚とりの名人だったので、小さいころにはよく川に連れて行ってもらって、川魚を取っていました。ところが小学生ぐらいのときに亀岡も宅地開発が進み、川も河川工事で三面コンクリート張りになっていき、魚が血を流してプカプカ浮いているのを見たんですね。それがショックでしたね。そのことが今河川環境に取り組んでいるルーツになっていると思います。

川の魚を取ったものをその場で食べたことがある人はどの程度いるのでしょうか。
保津川のアユは朝廷に献上する「献上アユ」と言われるほどの日本一のアユだと言われていたんですが、今ではそんなアユを食べた人はいないでしょう。
そういう状況に戻せて、採った魚を川のその場で炭火で塩焼きにして食べれたら…良いと思いませんか?
川は色々な使い方があり、お百姓さんの川の水利用も、魚釣りも、川のそばを散歩するのも、すべて川の利用だと思うのです。
ごみ清掃は身近から出来る一つの取組みですが、その先には色々やるべきことがあり、プロジェクト保津川としてはその先の色々なことも取組み、保津川・桂川流域全体の新たな文化圏を創り出したいと思っています。

ちなみに保津川は、下流には京都・嵐山があり、日本の美しさを代表する景観を見せてくれます。また国の天然記念物アユモドキをはじめ、多くの生物が生息する全国的にも重要な自然環境を有する河川であり、下流部の京都・大阪地域の重要な水源地でもあり、大阪湾や瀬戸内海、太平洋における海ごみへの影響以外にも多くの重要な役割を担っています。

そのような歴史を踏まえ、私たちは清掃以外にも保津川の筏流しの再現、伝統漁法「鮎狩り」「ごり踏み」の体験学習、川の美しさ・心地よさ・癒しを活かしたエコツーリズムなども実施しております。
将来的にはごみ自体の発生の抑制、保津川の美しさ・豊かさを取り戻し、河川生物が住み人とも共存出来る環境、そして京都北西部の文化をさらに発展させていくために多くの方と一緒に創りだしていきたいと考えています。

活動トピックス

日本で初めてのオンライン「ごみマップ」を開発。

アプリを使い漂着ごみをデータ化することによる環境保全活動を行っています。

オンラインごみマップの調査を通じて、地域住民のみなさんが積極的に河川環境の保全や再生に取り組んでくださるようになりました。

例えば、保津川の亀岡の町内で河川ごみの調査をするため、町内会の人々に話を持ちかけると、「なんで俺らでやらなあかんねん。行政でやればいいやろ」といった明らかな拒否反応が多く、やってくれても「交換にうちらのイベントチケット買ってや」という形で等価条件での協力でした。

ただ、1回目の調査では渋々で発言も少なかったおっちゃん達が、2回目になると「この辺ペットボトルごみ多かったな」等発言があり、3回目になるとお願いしていない場所も調査して情報持ち寄ってくれ、4回目には自分たちで自主的に場所を決めごみ拾いも広範囲にやってくれる、と地域の方々の姿勢がまったく変わってきたことを度々体験しています。

シンポジウム

保津川の環境保全・循環型社会構築に係るシンポジウムの開催。
保津川の上流域・下流域が連携の促進を図っています。

エコツーリズム

保津川をより身近に感じてもらい、親しみをもってもらえる機会を提供するイベントやツアーを開催しています。

団体の実績

・日本で初めてのオンライン『ごみマップ』を開発。国土交通省とも協同展開。

・毎月実施している清掃活動などにより、2013年度で参加者数のべ930名、20リットル土嚢袋×967袋(かさ容量19.3t)ほか粗大ごみ多数を回収。

・保津川筏復活プロジェクトにて保津峡(落合)〜嵐山の筏流しの再現、見学ツアーや、筏を組むための金具「カン」の60年ぶりの製作等。
・毎年の環境教室の開催。2014年は保津川に伝わる伝統漁法「鮎狩り」「ごり踏み」を体験。

<動画>

みなさんの応援資金をこんな風に使います

保津川流域でのクリーンアップ

毎月第3日曜日に、地域住民のみなさんとともに保津川での清掃活動を実施します。
清掃活動の実施には、案内状の制作や発送、ごみ運搬車両の借り上げ、
ごみ収集袋の購入など、1回あたり約5万円の費用がかかります。年間12回で60万。

1・ごみの調査活動とその活動報告、その先の制度改定

『ごみマップ』を用い、亀岡以外にも要望ある地域での調査方法やごみ対策の地域での改善方法等の伝達。
年に1度、官民学が集まり、海の漂着ゴミ等の状況や取り組みを報告し対応策を検討する『海ごみサミット』の参加。

その他活動報告やノウハウの伝承。

こういったものは各団体の自主的な集まり、取組みであり、顔を合わせての会合による新たな取り組み等多々発生するため、これらの出席のための交通費費用は重要です。

先駆的に取り組んできた私たちのノウハウを活用し、多くの地域の川ごみ、海ごみ減量に繋がればと思います。これらは年間で約20万ほどかかっております。

2・保津川筏復活プロジェクト

清掃だけでなく、文化面でも活動を行っています。

千年を超える歴史がありながら、半世紀前に途絶えた保津川の筏流しの復活に取り組んでいます。今、保津川流域には、筏流しを経験された方はお一人を残すのみとなり、技術の伝承は風前の灯です。

平安京を支えた川の文化である筏流しを次世代に伝えるためにも支援金を使いたいと思っております。
内訳としては、筏のための木材の伐採・搬出作業に充てます。

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この団体について

  • 団体名称
    NPO法人 プロジェクト保津川
  • 代表者氏名
    原田 禎夫
    原田 禎夫 代表者写真
    日本で初めてのオンラインごみマップを開発し、地域の河川の環境保全に取り組んでいます。
  • 活動流域
    淀川流域
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