多摩川で繋がる源流と下流のビオトープ
多摩川源流、山梨県小菅村、あしもとテラス岡本です。
ここ最近、多摩川の下流域である東京の小学校にてビオトープの整備をさせてもらっています。
これは施行前の様子です。
学校の中にある使われていなかった水辺を、どうにか有効に使って、生き物や植物が増やせないかということでお声掛けいただいた次第です。
「ビオトープ」と書きましたが、それはわかりやすくするためだけに書いたもので、実際には"ビオトープのようなもの"をつくっています。
というのは、既成概念にとらわれず、とにかく「楽しいもの」「子どもも大人もためになるもの」を作りたいし、生き物や植物が増えるようにして、そこに楽しいモノを加えていこうというスタンスで臨みたいということでした。
(今回は、わかりやすく書くために「ビオトープ」と記載します)
小学校ということですが、今回のお話をいただいたのは、保護者やこの小学校の卒業生の皆さんからでした。
「この小学校が廃校になる可能性があるから、●●小学校ここにあり!という感じでやりたいんだよね」と。
そしてせっかく作るんだから、今の子どもたちの勉強や経験になるような場所にしていきたいという要望でした。
ということもあり、受発注の関係というよりは、楽しく、いつもみなさんと一緒に作業する、イメージを創るという感じでやっていますので、一般的なビオトープとは全然違うと思います。
そして、何で僕らに声がかかったかというと、お声掛けくださった中のひとりが5年前に小菅村に遊びに来てくれて、クラフト体験に参加してくれたそうです。
そのときの印象が実は凄く強く残ったらしく、保護者会の代表になり、校内行事を企画する立場になった時、「小菅村のあの人を呼ぼう」となったという嘘のような本当の話です。
そんな奇跡のような再会で請け負わせてもらうことになった僕らとしては、せっかく小菅村と、東京にある、しかも多摩川流域の小学校だから、なんとか小菅村らしさを取り入れたビオトープにしたい、このビオトープを通じて多摩川や小菅村のことも知ってもらえるような場所にしたいなと思っています。
これまで何回か現地で施工しており、今後も続くので、まだまだ完成は遠いのですが、現状での取り組みとして紹介します。
持ってきている土や石、砂利などは小菅村から運んでいるモノです。
そして、植物も、小菅村から運んでいます。
いまの季節でも運べるものとして
やまぶき
フキノトウ(フキ)
苔
まずは、第一弾として小菅村から、これらを運んで植栽しました。
活着しますように!
そして
遊び心を取り入れつつということもあり、このちいさな空間でこんなこともできたらな。
この小さな空間の中に川を作り
源流から水が流れ、多摩川となり、みんなが住んでいる東京を経て東京湾に流れていくんだよー。
そんな流域学習もこのビオトープでできたらおもしろいかなーって思っています。
また続編できたらおしらせします!
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団体名称
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代表者氏名岡本 淳美
この団体について
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代表者氏名岡本 淳美