2017/11/30
おそらく今年最後の作業です。
今日はまず11/22にテスト放流した本流の2ケースの確認をし、1ケース内の数を減らして分散放流です。
まず、本流。
流れがあまりないワンドでしたが、バッチリ皆生きていました。
大雨ではないですが、何度かふった雨でもBOXも流されていない。いい調子です。
次に支流のメイン場所。
今までは1ケース内の数が多すぎたので、これを解消すべく新しいBOXを多数用意し、そちらに旧BOXから1/3ずつくらいを移します。
あわせて死卵があれば、それらも除去。
少し大きくなったアマゴ達もだいぶ住みよい環境になったのではないでしょうか。
1/3の量をバケツに入れ、支流の別場所へと運びます。
崖を降りてエイヤコラさ。
支流の別場所にお引越し後。
全部で14ケースを新しい場所に持っていきました。
場所を分けたことで、リスクも分散されます。
後は2月の本放流を待つのみ!
自然繁殖個体で15cmまで生きるのは約2%程度、放流個体はさらにパーセンテージが落ちると言われます。
そして、お話を聞いていると漁協様での発眼卵放流はわりと「放流後はメンテしない」パターンが多いように思います。
それは、本業が他にあり、メンテしようにも出来ない事情があるため致し方ない部分があります。
でも、あらためて考えると、発眼卵放流もその後のメンテ、つまりは頻繁な死卵のチェックや、当初想定より流れが悪くて生存率の悪い場所からのBOX移動などをきちんとやれば、もっともっと生存率をあげれると思います。
例えば今回の名倉川漁協様での取り組みも、ほったらかしにすると生存率は今の2/3とかまで落ちているんじゃないかなと。
生き物として一番死ぬ確率の高い、生後数ヵ月をきちんとケアしてあげれば、自然繁殖個体よりも高い生存率となるのでは?と考えています。
あながち間違えていもいないと思うので、何とかうまくデータをとる方法がないかなと思案しています。
//最後に、C&R区間設立の検討や発眼卵放流に関する取り組みを推進して下さっている名倉川漁協様に感謝です!
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団体名称
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代表者氏名田中 五月
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